物を渡すとき、そっぽを向く不思議な習性

妻が物を渡す時

妻が私にペンを渡す時、妻の視線は渡すペンや受け渡し先である私の手の方を向いていない。
雑誌を私に渡す時も、その視線は雑誌や私の手には向けられていない。
妻が私に何かを渡す時、何故かその顔は明後日の方を向いている。
相手が受け取るまでちゃんと見ていないんだよなぁ。
渡すものを相手に差し出したら、それをちゃんと受け取ろうが落とそうが、後はもう相手にお任せなのだ。


割れ物でも食べ物でもお構いなし

私に料理が載った皿を渡す時も、水が入ったコップを渡す時も、妻の目は皿やコップを見てないし、私の手も見ていない。
皿やコップを持った手を伸ばし、どこか違う方を見ながら私が受け取るのを待っている。
だから私は、皿やコップが落ちないよう、そして中身がこぼれないよう、より気を付けて受け取らなければならない。
普通は受け取る側だけでなく、渡す方も気を付けるんじゃないのかなぁ、と私は思う。
ペンや雑誌なら、例え受け渡しに失敗して落としてしまったとしても大した事はない。
でも皿やコップ、食べ物や飲み物は、落としたら割れるし、散らかるし、飲食物は台無しになるし、床も汚れるし。
でもお構いなしなんだよなぁ・・・


ドアを開けてくれるのはいいけれど

私が荷物を持って手がふさがっている時、親切にも妻はドアを開けてくれる。
そして私を先に通してくれる。有難い。
でもその時妻の顔を見ると、何故かそっぽを向いている。
ドアが私と荷物が十分通れるくらい開けてくれていればいいけれど、たまにそうでない時もある。
その時は荷物がひっかかって、妻が気付いて、ドアをもっと開けてくれる。
でも普通は、ドアをどれくらい開ければ良いかわかると思うし、仮に開け具合が足りなければ通る直前に修正してもっと開けてくれればいいだけだと思うんだけど、妻は私が通るところを見ずにそっぽを向いているから、ドアに荷物が引っかかるまで気付かないのだ。


いつもこんな感じ

妻は感覚の人。いつも「大体こんなもんだろう」でやってしまう。そして確認はほぼしない。
だから妻から物を手渡しで受け取る時は、いつも気を付けなければならない。
物を渡す時、ドアを開けて私を先に通す時、いつもそっぽを向くのは無意識の癖なのだ。
何度か気をつけるように言ったけど、全く直る気配はない。
頭では理解しているのだが、よほど意識しないとできないらしい。
ただ、私以外の他人にはそんなことはしない。何故かちゃんと気を遣って普通にできる。
不思議だ。気を抜いてもいい相手にはそっぽを向くという癖。
理屈では説明できない。

このブログの人気の投稿

勘違いや言い間違いが多いんだよなぁ・・・

何について話してるのかわからないよ。主語や目的語がないから

物でいっぱいの倉庫で暮らすのは結構大変