聞こえてるけど聞いてはいないんだよなぁ、人の話を
話すときは生き生きと、聞くときは上の空
妻は興味のある事には夢中になるが、興味のない事にはまるで無関心である。
これは妻だけでなく、誰にでもあることかもしれない。でも妻は極端である。
興味のある事や日常の出来事は実に楽しそうに話す。
職場での事も愚痴や文句が多いとは言え、生き生きと話す。
でもいざ私が話を始めると、つまり妻が聞く側に周るととたんに会話が成立しなくなることが多い。
会話が成立しないパターン
私が話している時、ちゃんと聞こえてはいるが聞いてはいないというパターンと、全く聞こえてもいないというパターンがある。
聞こえている場合は、「ちゃんと聞いてる?」と尋ねると「聞いてるよ。○○でしょ」と答えるが、内容は頭に入っていない。
聞こえてもいない場合は、私が直前に「明日は雨だって」と話した直後に、妻は「明日の天気は?」と聞いてきたりする。
明日は雨だと言った直後に、である。
私が話している最中なのに、それを遮るように先に結論を言ってしまうこともしばしばだ。まるでクイズの早押し問題に臨んでいるかのようだ。問題を聞き終わらない内に解答してしまう人みたいに。
残念ながらほとんどの場合、私が結論として言おうとしていた事とはまるで違う事を言ってしまうのだが。
私が話している途中で、全く別の話題の話を始めることもよくある。
そういう時は私が話している内容よりも、全く別の事で頭がいっぱいなのだろう。
ダメな事?私にとってはいい事かもしれない
もちろんいつもいつもという訳ではないけど、妻が他に何か気になる事がある時は大体そんな感じ。
まるで子供みたいで本当に面白い。
ただ不思議なことに、何か気になる事があったとしても、他の人との会話はちゃんと出来ている。
彼女なりに気を遣っているということだろう。
そして私にはあまり気を遣っていないということだ。まぁそれはそれでいいと思う。
何故なら逆に私が妻の話を聞き流していても、私が辻褄の合わない事を言ったとしても彼女はあまり気にしないし、それを責めたりすることはない。
だからこっちも楽なのだ。
でも大事な話の時はどうするかって?
大丈夫。
「大事な話だよ」と言えばちゃんと聞いてくれるのだ。